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スペイン旅行【バルセロナのピカソ美術館】(シニアのヨーロッパ旅行記 No.37)

バルセロナ
【ピカソとピカソ美術館】

ピカソ美術館地図/クリックするとGoogle Mapを表示します

青年時代のピカソ

バルセロナのピカソ美術館は、アギラール(商人の名)、バロン・デ・カステリエット(男爵-カルロス四世が授けた爵位)、メカ(所有者一族の名)と名付けられている3つの小宮殿と、隣のマウリー家屋とフィネステレ宮殿から成る、5つの建物でできている。

ピカソの作品の特徴は個性(キュビズム)と力強さ。
旺盛な好奇心は私生活や多彩な芸術分野に才能を発揮。
66歳からは陶芸家、81歳から版画家として活躍している。
美術館の陳列品を、ピカソの活動の時代に沿って整理しておくのが鑑賞のコツ。

マラガのピカソ美術館

ピカソ美術館は、ピカソの生まれ故郷であるマラガにも存在する。
マラガで鑑賞できる作品は次のようになっています。
  • 修行時代:『髭づら男の肖像』
  • 大戦中の時代:『フルーツ皿』、『腕を挙げた婦人』、『頭の上で手を交差する婦人のバスト』、『イスに座るオルガ』 (1918年パリでオルガと結婚、1935年別れる)、『丸テーブルの上のギター』、『肘掛け椅子の女性』、『頭蓋骨と3匹のウニ』、『椅子の上のふくろう』、『赤い肘掛け椅子のインテリア』
  • 最後の時代:『3羽の鳩』、『横たわる裸婦と猫』

ピカソの年代ごとのできごとと作品
年代 できごと
1899年〜1900年 ジャウメ・サバルテスと知り合う。
バルセロナのクアトレ・ガッツ(4匹の猫)で個展も開いた。
1900年〜1901年 初めてパリへ行く
1901年〜1904年
(青の時代)
バルセロナとパリを往来。
『帽子の女』、『髪を束ねる女』、『寄る辺無い人々』、『気狂い』
1904年〜1916年
(ばら色の時代)
1909年バルセロナに引っ越すが、各地を転々とする。
『カナルス婦人の肖像』、『供花』
1917年〜1946年
(大戦中の時代)
バルセロナ、ローマ、ロンドン、プロヴァンス、ノルマンディーと公私共に多忙な生活を送る。
1937年には、ドイツ空軍によりバスク地方ゲルニカが爆撃されたのを機に、マドリードの国立王妃美術センターにある『ゲルニカ』をパリのアトリエで制作。
この時代の作品として、『ブランキータ・スアレス(喜劇女優の名)』、『グラスと煙草』、『角で突きぬかれた馬』、『襟飾りと帽子を被ったジャウメ・サバルテスの肖像』などがある。
1947年〜1957年 1955年にはカンヌにカリフォルニア荘を購入。
その場所で1957年(76歳)には、プラド美術館に陳列されているベラスケスの「宮廷の女官達」たった1枚の絵から、ピカソ独自の解釈で、油絵58枚を描いた。
1958年〜1973年
(最後の時代)
1963年に、バルセロナのピアソ美術館一般公開。
1970年には、フランスのアヴィニョンの法王宮殿で展覧会開催。
『絵を描く画家』、『腰掛けている男』などが陳列品。
ベラスケスの絵(宮廷の女官達)に対するピカソの言葉
「ベラスケスから離れ、この場面を自分流に描いてみたい。
そのときは人物像の場所を変えるという理由から、光線の採り方を変更するか全く変えてしまう。
そして模写専門画家達が嫌悪するような「宮廷の女官達」を描いていく。
こうしたら誰もベラスケスの作品と思えないような、自分の『宮廷の女官達』になるだろう」。

旅の始めに訪れるプラド美術館のベラスケスの絵の前で、物配置や光線の使われ方などしっかりと記憶にとどめ、旅の最後に訪れるバルセロナでピカソによってどのくらい変わっているか、比較してみたい。

また、ピカソ美術館前の通りを50mほど行くと、ゴシック様式の美しいサンタマリア・デル・マル教会(Igresia Santa Maria del Mar)があるので、是非立ち寄ってみてください。

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